毎年春の季節になると多くの人を悩ませる花粉症。
実は冬の間から花粉の飛散量はどんどん増えていくので、今のうちに対策しておきたいですね。
ですが、花粉症は年を取ると治るという話もあります。
花粉症は完治するというイメージがわかないのですが、本当に年を取ると花粉症は治るのでしょうか。
どうして花粉症になってしまうのか
そもそもどうして花粉症になってしまうのでしょうか。
今までなんともなかったのに、急に花粉症が出てきたという方もいますよね。
花粉症を引き起こすのはもちろん花粉なのですが、この花粉は体にとっては「異物」となります。
そのため、体内に入ってきた花粉を排出しようと体は働きかけるのですが…
まず花粉を排除しようとするのがリンパ球です。
リンパ球は花粉に反応して「IgE抗体」を作り出し、花粉の侵入に備えます。
ただこのIgE抗体は花粉が侵入するたびに作り出され、消滅することなく体内に蓄積され続けます。
そしてある日、IgE抗体の蓄積量が“一定以上”となると、IgE抗体が体内の肥満細胞などに結合。
ヒスタミンなどのアレルギー物質が生成され、くしゃみや鼻水などが出てしまうのです。
免疫力が弱くなることで花粉にも鈍感に?
つまり花粉症はアレルギー反応なのです
体の防御反応が過剰に反応してしまうことで、くしゃみなどの症状が出てしまいます。
しかもIgE抗体蓄積量の「一定以上」という基準にも個人差があって、いつまでも平気な方もいる一方で、20代30代から急に悩まされるという方もいます。
しかも自然完治にもあまり期待はできず、1度花粉症になってしまえばずっと付き合っていかなければなりません。
ですが、年を取るとある程度症状が治まっていくという話もあります。
年を取るとどうしても免疫力が低下してしまうのですが、それこそが花粉症が治まるポイントらしいです。
逆のような感じがしますよね?免疫力が低くなるほど花粉症が出やすいんじゃないの?って。
ですが花粉症は体の防御反応です。免疫力が高いほど、花粉には敏感になってしまうのです。
反対に免疫力が低いと、花粉に対しても鈍感になり、花粉症の症状もあまりでなくなるというのです。
もちろんこれにも個人差があって、すっかり治まったと思えば、50歳60歳になっても花粉症に悩まされる方もいます。
出てくるときもいきなりで、治まるときもいきなり。
すごく困りものな花粉症ですが、治まるのならそれに越したことはないですね。
あとがき
花粉症に悩まされている方は日本全国に何万人といらっしゃると思います。
もしかすると今年から花粉症に悩まされるという方も出てくるかもしれませんね。
完治となるとなかなか難しいのですが、年を取ると自然と症状が治まってくるケースもあります。
確実な話ではないのですが、少しでも気分が和らいでくれたら幸いです。