マスキングテープを使って剥がした時に跡が残ってしまった・・・。そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
簡単に落ちるだろうと思ったら意外と落ちなかったりするんですよね。
今回はそんなマスキングテープの跡を消す方法や、そもそも跡が残るマスキングテープと残らないマスキングテープの違いや、賃貸に住んでいて壁紙にマスキングテープの跡が残ってしまった時の影響などについて調べてみました。
マスキングテープの跡が残らないものと残るものの違い
一口にマスキングテープと言っても色々な種類のものがあるんです。
引越しや掃除の時なんかに使う緑色のマスキングテープ(養生テープのほうが通じるかもしれませんが)もあれば、部屋の装飾に使われるようなデザイン性のあるマスキングテープもあります。
ご存じのとおり、養生テープとも言われるマスキングテープは汚れが付かないようにとか、塗装が他の箇所にはみ出さないようにするためのもので、すぐに剥がすことができるように粘着力が弱く作られているので跡が残ることはほとんどないマスキングテープです。
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このようなマスキングテープが本来持っている(マスクする、覆う)ような用途で使われているものは跡が残ることは少ないのですが、最近多いのは幅が広くてカラフルなデザイン性の高いマスキングテープや、プラモデルの塗装に使うマスキングテープだと跡が残ってしまったというトラブルが多いようです。
これは、マスキングテープ自体が跡になりやすいものだったというよりかは、使用用途(貼る側の材質)や、貼っていた期間、環境などによって変わるものだと思います。
確かに、マスキングテープの中にも工事現場で使うために作られたようなものはマスキングテープと言えど粘着力が強かったりもするのですが・・・。
基本的には短期間で剥がす場合には跡が残るというトラブルは少ないようです。
マスキングテープの跡を消す方法について
マスキングテープによって付いてしまった跡を消す方法について調べてみました。と言ってもマスキングテープの跡の付き方によって違いますので別々に紹介してみましょう。
・マスキングテープの粘着剤が壁に残って跡になってしまった場合
例えば、シール剥がしを使ったり、消しゴムでこすったり、お酢を染み込ませたり
することで粘着剤のベタベタや跡を綺麗に消すことができるようです。
・色移りや日焼けの跡のような感じで残ってしまった場合
乾燥が十分でなかったり、マスキングテープをしたまま熱をかけると粘着成分が
転写されてしまって跡になったりするのですが、そうなってしまうと跡を消すのは
難しく、磨い削るか再塗装しないといけなくなってしまいます。
壁紙に使った場合でもテープの柄が色移りしてしまうといったこともあるようです。
残念ながらこういった場合は跡になってから消すことは難しいようです。
マスキングテープで跡が残ってしまった場合、エタノールを雑巾に染み込ませて擦ると粘着剤や一部の色移りも落とすことができる。という意見が一番多かったように思います。
なのでまずはエタノールを使って拭き取ってみてはいかがでしょうか?プラモデルの塗装だとそういうわけにもいかないかもしれませんが・・・。
賃貸の壁紙にマスキングテープが残ってしまった場合
例えば日当たりのいい場所の壁紙にマスキングテープを使うと温度が高くなることで粘着剤が溶けてベタベタの跡になってしまったということはよくあります。
もちろん、壁紙にテープ跡が残ってしまうと原状回復にもお金がかかることになります。
壁紙ならまだしも、ドアなどの面材に貼っていてベタベタになってしまった場合は、交換することになってしまうと結構な費用がかかります。(それだけで2~3万円)
もちろん、原状回復の費用は住んでいる期間によって変わってきますが。
なのでマスキングテープとは言っても賃貸で利用する場合にはステンレスやタイル部分などそもそもシールが剥がしやすい部分に貼るなどしたほうがいいかもしれませんね。
壁紙も賃貸物件によっては、テープの跡が残っていようが残っていなかろうが張り替え費用を請求されることが多いのであんまり影響はないかと思います。
賃貸物件でもマスキングテープを使えば壁紙すらも変えることができるというのがある意味メリットでもあるんですけどね。
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あとがき
マスキングテープはイメージ的に絶対に跡が残らないと思っている人も多いと思いますが、実際には使い方によっては跡が残ってしまうこともあると思っていましょう。
それを知っていれば壁紙に柄の付いたマスキングテープを利用する時は白無地のマスキングテープを一度貼ってその上から柄の付いたマスキングテープを貼るようにしたり、長期間貼りっぱなしにならないように定期的に貼り直したりするという対策が取れます。