つい最近、白髪を見つけてしまいました。
一度見つけてしまうと、ずっと気になってしまうんですよね。
1本だけならピッと抜いちゃいたいのですが、白髪は抜くとさらに増えるという噂もありますし…
今回は白髪を抜くと増えるかなど、白髪に関する疑問について迫ってみました。
白髪ができるメカニズム
まずは白髪ができるメカニズムについて説明していきましょう。
髪の毛が黒色をキープできているのは、メラニンのおかげです。
頭皮にあるメラニサイトという細胞がメラニンを生成し、それを髪の毛に送り込むことで黒色になるというわけです。
ですがこのメラニサイトの働きは加齢によって衰え、またメラニサイトの数自体も減っていってしまうため、
メラニンが髪の毛に送られず、本来の髪色である白色のまま生えてきてしまうのです。
白髪は髪の毛本来の色なのですね。
実際に海外の方では金髪の方も多いのですが、これは生成されるメラニンの数が少ないからだそうです。
金髪の方も白髪にはなっていくそうなのですが、もともとの金色がメラニン色素の少ない色のため、あまり目立たないんだとか。
白髪は抜くと増える?
さて白髪は抜くと増えるという噂についてなのですが、これは本当ではありません。
白髪の原因はメラニン不足です。
白髪を抜いたところでメラニンの供給がさらに不足してしまう、なんてことはありません。
同様に白髪が減るわけでもありません。
ただし髪の毛を抜くと、少なからず頭皮へダメージが入ります。
そのダメージが蓄積してメラニサイトへも影響がでてしまい結果的に白髪が増える、ということは十分に考えられますので、どちらにしても抜くのは得策ではないようです。
白髪を見つけたときは、根元から切り取る方法が良いみたいですね。
ストレスで白髪になる?遺伝的な要因も?
加齢以外にも、ストレスで白髪になることがあります。
私たちの体はストレスを受けると、それに対しての防御反応が起こります。
ですがその防御反応が起きたことによって、メラノサイトの働きまで抑制してしまい、結果として白髪が増えてしまうのです。
元NHKの登坂淳一さんなんかはまだお若いのにかなりの白髪頭ですよね。
27歳の時にとある事件の取材で強いストレスを受け、一気に白髪が増えていったそうです。
また白髪の発生には遺伝的要因も大きいといいます。
髪の色が遺伝するように、メラニンの生成量についても遺伝するようです。
10代で白髪が生えてくるという方もいますよね。
そういった方はやっぱり親も若い時から白髪があることが多いといいます。
(もちろんストレス的な要因で白髪になっている可能性もあるので一概には言えませんが)
白髪は元に戻る?
実は白髪は元の黒髪に戻る可能性を秘めています。
特にストレスや何らかの原因(妊娠など)で白髪になってしまった場合は、その原因が解決することで元の黒い髪に戻っていくといいます。
例えばストレスが原因なのであれば、そのストレスから解放されることによって、メラノサイトの働きを抑制する要因もなくなります。
するとまた髪の毛にメラニンが供給されるようになり、黒髪が生えてくるそうです。
加齢による白髪も元に戻る可能性はあるといいます。
ストレス性の白髪に比べれば、ずいぶんと可能性は低いですが。
その方法もやっぱり大変です。
まずは食生活。たんぱく質・ビタミン・亜鉛などをしっかりとバランスよくとります。
そのうえで規則正しい生活と十分な睡眠、そして適度な運動。
まさに理想的な健康生活ですね。気が遠くなりそうです。
それでも最近では毛髪用のサプリメントなんかも発売されていますので、そちらを併用しながらチャレンジしてみるのも良いかと思います。
あとがき
多くの中年を悩ませる白髪。
抜いても特に増えたり減ったりはしないようですが、頭皮へのダメージを考えると抜かない方が良いみたいです。
それにストレスや生活習慣にも気を付けなければなりませんね。
なるべく白髪を増やさず、白髪染めとは無縁の生活を送りたいものです。