夏の大きな悩みといえば、虫刺されです。
特に蚊は多くの人にとって大敵かと思います。
ですが人によっては蚊に刺されやすかったり、逆に刺されにくかったりしますよね。
いったいどういった人が刺されやすいのでしょうか。
蚊に刺されやすい人の特徴
まずは蚊がどのようなポイントに反応するかを紹介していきましょう。
蚊は人間の体温やニオイ、呼気に含まれる二酸化炭素などに反応します。
人間をはっきりと識別できるわけではありませんが、触覚のセンサーでそれらを感知して、より強く引き付けられた人の血を吸うのです。
体温が高い
蚊はより体温が高いほうの人間に引き寄せられます。
男性と女性とではそれほど差はないのですが、女性が妊娠中の場合は基礎体温が上昇している関係で刺されやすくなるそうです。
また暗い色の服を着ていると蚊に刺されやすくなってしまうのは、この習性のせいでもあります。
黒色は熱を吸収しやすく、温度が上がりやすいからです。
ちなみに自然界でもシマウマのように黒色が含まれている動物は噛まれやすくなるといいます
ニオイが強い
人間が放つニオイも蚊を引き寄せてしまう要因です。
とはいえ、不潔なのはもちろんダメですが、清潔にしていても近寄ってくることも十分にあります。
単なる体臭というよりは、ある成分に引き寄せられるといったほうが正しいでしょうか。
汗に含まれる乳酸や脂肪酸、あるいは皮膚の常在菌が発するニオイなどに反応するため、体を清潔にしていても寄ってくるときは寄ってきてしまいます。
二酸化炭素
蚊が人の呼気に含まれている二酸化炭素にも反応します。
蚊の触覚に優秀なセンサーが付いており、50m離れたところからでも二酸化炭素を察知できるそうです。
またビールを飲んだ時の呼気には、いつも以上に二酸化炭素が多く含まれているので、より蚊をひきつけやすくなってしまいます。
血液型
実はいくつかの統計ではO型がもっとも蚊に刺されやすいといわれています。
4つの血液型を刺されやすい順番で並べると
O型>B形>AB型>A型
となるようです。
ただし、きちんとした理由はいまだに不明なであり、科学的には否定的な見方もされています。
あくまで参考程度に。
蚊に刺されないための対策
これらを踏まえて、なるべく蚊に刺されないように取るべき対策はというと
・白色系の服を着る
・体は清潔に保つ
・お酒は控える
などでしょうか。
それ以外だと、バーブを育てるという方法もあります。
実は蚊はハーブのニオイを嫌います。そのため、ハーブを家で育てておくだけで、蚊の対策になりうるのです。
蚊にとっては嫌なニオイでも、どれも人間が嗅いだ場合はいい香りのするものなので、安心してください。
蚊の嫌うハーブとしては
・レモングラス
・ローズマリー
・ゼラニウム
・シトロネラ
・ラベンダー
・バジル
いくつかのハーブはアロマオイルも販売されているので、アロマとして使うだけで蚊の対策に効果が期待できます。
噛まれたときの対処法
それでも、完璧に防ぐことができるかというと、そうではありません。
やはり気が付かないうちに刺されてしまうことは十分に考えられます。
もし蚊に刺されてしまった場合は、かゆい気持ちをぐっとこらえて、水や氷で冷やすようにしましょう。
これで一時的ですが、かゆみを抑えることができます。
そしてそのあと、きちんとかゆみ止めを塗ってください。
かゆいからといってかきむしってしまうと、その傷口から雑菌が入ってしまう可能性があります。
炎症が起きたり、傷跡が残ってしまうこともありますので、ここは我慢してください。
間違ってもバツ印をつけるのはやめましょう。
もし小さな子供や赤ちゃんが蚊に噛まれてしまった場合は、かきむしらないようにガーゼなどを当ててあげてください。
あとがき
毎年とても厄介な蚊ですが、やっぱり刺されやすい人の特徴はありました。
血液型から変えていくことはできませんが、小さなことからでも対策することはできます。
うまく対処して、虫刺されに悩まない夏を過ごしたいですね。