親世代のみなさんや、兄弟の子供がいるという方は、そろそろお年玉を用意しなければなりません。
もしかすると2019年は初めてお年玉をあげる側になるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回はお年玉の由来から、金額の相場、さらにいくつからあげるべきなのかなど、お年玉にまつわるあれこれを調査してみました。
お年玉の由来とは?
お年玉の文化ができた時期はあまりはっきりとしていませんがが、もともとはお金ではなく「鏡餅」がお年玉でした。
お正月には年神様に鏡餅をささげる文化があったのですが、お供えした後のお餅は子供にあげることになっていたそうです。
そしてそのお餅は「歳魂(おとしだま)」と呼ばれ、それが次第に今の「お年玉」の文化になっていきました。
ですがお正月に人に物を贈る文化は中世のころからあったらしく、武士の家は太刀、医者の家は丸薬など、立場によってさまざまなものを贈っていたようです。
お年玉の相場は
さて気になるお年玉の相場を見ていきましょう。
お年玉の金額は、
未就学(小学校入学前)であれば1,000円前後
小学生であれば1,000円~5,000円
中学生・高校生になると5,000円~10,000円
というのが平均みたいです。
もちろん子供の学年や、自分との関係性などよっても金額は変わってきますが。
自分の子供よりも、兄弟の子供(甥や姪)に多くあげたりする人は実は多いです。
ですがいとこやはとこの子供にまであげる場合は、金額がやや少なめになる傾向があります。
(いとこやはとこの子供まで含めると単純に人数が多くなるからという理由もありますが)
いずれにしても、あまり平均から大きく離れたような額を渡す人は少数みたいです。
おじいちゃんおばあちゃんが孫にあげるときはまた話は別ですが(笑)
金額と年齢は比例関係のようなもので、年相応の金額を渡しておけば大丈夫でしょう。
いくつからあげるべき?
では何歳ごろからお年玉をあげるべきなのでしょうか。
小学校に上がったタイミングで渡し始めようとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは平均から見るとやや遅めです。
たいていの場合、小学校入学前からあげ始めている方が多いようですね。
その子の親と自分の関係にもよるかと思います。
もし自分より年下の兄弟やいとこに子供ができた場合、その子がまだ赤ちゃんの時から「オムツ代」の名目であげるということも多いみたいです。
自分の子供だったり、年上の兄弟や親せきの子にあげる場合は、だいたい2歳~3歳くらいからでしょうか。
子供が物心ついて「ありがとう」がいえる年齢になったタイミングがちょうどいいのではないでしょうか。
また何歳まであげるべき?という疑問もあるかと思います。
これに関しては、高校卒業まで派と20歳まで派、大学卒業まで派がそれぞれ多いですね。
就職したりアルバイトを始めたり、自分でお金を稼げるようになれば(なる予定があれば)、キリのいい年で打ち切ってもいいのではないでしょうか。
いずれにしても、あらかじめ親同士で話し合いながら決めておいた方が良いかもしれません。
あとがき
貰うときはあんなにウキウキしてたのに、いざあげる側となると頭を抱えてしまいますよね。
でもこうやって伝統は受け継がれていくものなので、自分も成長したんだという実感するためにも、そして次世代の子供のためにも、いまは頭を抱えてください(笑)