暑かった夏も徐々に終わりをむかえ、少しずつ秋が近づいてきています。
とはいえ、気温が少しずつ下がってくると、空気も乾燥し肌が荒れやすくなりますよね。
今まで肌なんて気にしなことがなかったという方・今までもきちんとケアをしてきたつもりだという方、どちらもいらっしゃるかと思いますが、
20代~30代にかけて男性の肌はかなり大きく変化してくるので、より念入りなスキンケアをしていかなければなりません。
乾燥しやすい男性の肌
男性の肌は女性に比べて乾燥しやすいといわれています。
もともと肌の水分量が少ないというのもあるのですが、髭剃りによるダメージも大きいですね。
水分は肌の表面(角質層)に保持されているのですが、髭を剃ることで角質層まで剥がれ落ちてしまうと、多くの水分が失われています。
さらにその後のケアも不十分だと、常に乾燥した肌になってしまうのです。
そして見逃せないのが加齢による水分量の低下です。
肌の水分量は、角質層などに存在しているセラミドといった細胞間脂質の数によって決まります。
このセラミドがたくさんあるほど、肌もたくさんの水分を維持できるようになります。
しかし加齢によってどうしてもセラミドの量は減ってしまうため、年を取るほど乾燥しやすくなっていってしまうのです。
ケア不足と加齢によるダブルパンチで肌の水分が失われ、カサカサ肌が生み出されてしまうというわけですね。
それ以外だと、夏場に日焼け止めを塗らない方も多いので、その分だけ紫外線のダメージが蓄積しているというケースも少なくはないようです。
水分が少なくなると肌へのダメージも大きくなる
肌の水分が足りなくなるということは、肌が無防備な状態になっているということでもあります。
肌を守ってくれるのは、適度な水分と皮脂です。これらが混ざり合って膜を作ることによって、肌は外部の刺激から守られています。
ですが水分が不足してしまうと、肌を守る皮脂膜を作ることもできず、外部からの刺激に抵抗できなくなってしまうのです。
シミやシワができるだけでなく、乾燥して肌から白い粉がふき出てしまうのはなんとも嫌ですよね。
また肌が乾燥することによって、皮脂の分泌はさらに過剰になってしまいます。
水分がない分、皮脂を多めに出して肌を守ろうとするからです。
そうなると当然、肌はベタベタになってしまい、ニキビや吹き出物も多くなってしまいます。
乾燥肌とベタベタ肌は同時に起こりうることなので、気を付けなければなりません。
しっかりとした保湿を
というわけで、20代~30代にかけて、とにかく肌の保湿が必要になってきます。
最近では男性用のスキンケア製品も多数出ていますね。
洗顔やシェービングを行った後は、化粧水や乳液などできちんと保湿していきましょう。
肌を叩いたり、擦るように肌に塗りこむと余計に肌へのダメージが大きくなってしまうので要注意です。
手で優しく肌を押さえるような感じで肌に潤いを与えましょう。
あまり時間をかけたくないという方は、オールインワンタイプのものも出ていますので、そちらをご検討してみてはいかがでしょうか。
あとがき
20代~30代にかけて、男性の肌は大きく変わってきます。
早め早めに対策をしておかなければ、いつの間にかカサカサとした肌になりかねません。
今やこの年代の男性こそ、スキンケアに気を付けるべき時代です。
いつまでも若々しくいるためにも、肌の手入れはきちんと行っていきましょう。