皆さんの周りには2月29日生まれの方はいますか?
4年に1度、うるう年の時しか来ない日なので、少しレアな感じがします。
ですがやっぱり2月29日生まれの人って、4年に1度しか年を取らないのでしょうか。
今回はうるう年や2月29日についての疑問を調べてみました。
2月29日はうるう年の時だけ
2月29日は4年に1度のうるう年の時だけ、1日だけ増える特別な日ですよね。
前回は2016年、そして次回は2020年となります。
2月29日のことをうるう日なんて言い方もしますね。
ですが実を言えばうるう年は絶対に4年に1度というわけではなく、100の倍数の年は2月29日がない時もあります。
100の倍数の年は、400との公倍数の年だけ2月29日が発生し、そうでないときは通常時と同じです。
2000年の時はうるう年がありましたが、2100年や1900年はいつも通り2月28日までということになるのです。
2月29日は4年に1度しか年をとらない?
2月29日生まれの芸能人には
峰竜太さん(1952年2月29日)
飯島直子さん(1968年2月29日)
吉岡聖恵さん(1984年2月29日)
といった方々がいらっしゃいます。
4年に1度のレアな誕生日ですが、誕生日をピッタリに祝ってもらえるのが4年に1度しかないと考えると少し寂しいですね。
それにうるう年以外の年だと、どのタイミングでお祝いすればいいのかも迷ってしまいます。
そのあたり、どうなのでしょうか。
2月29日生まれの人に年齢が加算されるタイミングは、実は法律で決まっています。
「年齢計算ニ関スル法律」というものがありまして、これによれば2月28日の24時、つまり3月1日になる瞬間に年齢が加算されるということになります。
実質的には3月1日生まれの方と同じになるということですね。
でも習慣的には2月28日にお祝いすることが多いみたいです。
やっぱり月が替わってしまうよりは、同じ2月中にお祝いする方がしっくりくるみたいです。
なぜうるう年は4年に1度なのか
ですがそもそもなんで4年に1度だけ、2月29日が来るのでしょうか。
それは太陽の見かけ上の移動周期が関係しています。
太陽は地球の周りを公転しているわけではないのですが、地球から見るとその周りを移動しているように見えますよね。
地球から太陽を見た時、その見かけ上の通り道を「黄道」というのですが、
太陽がその黄道を1周する周期が約365.242日なのです。
(これを1太陽年といいます)
つまり1年と1/4日弱ということですね。
そのため、4年トータルで考えると1日分だけ余ってしまいます。
これを無視してしまうと、徐々に季節もずれていってしまうため、2月29日を設けて調整する必要があるのです。
さらに1太陽年がピッタリ1年と1/4日ではないこともミソになっていまして。
もし1年と1/4日ピッタリだったなら、1太陽年は365.250日になるはずです。
でも実際には365.242日とわずかにずれがあります。
これをそれぞれ100太陽年に換算すると、36525日と36524.2日。
太陽が100周する間に、また1日分のずれが出てきてしまうのです。
そのため、100の倍数の時はうるう年扱いにならず、通常時と同じく2月28日までとなっています。
あとがき
4年に1度だけの2月29日。
この日に生まれた人たちは4年に1度しか誕生日が来ないのに、3月1日生まれの人と同じタイミングで年齢が加算されるということでした。
こういう書き方をすると理不尽な気もしますね(笑)
これから2月29日生まれの人をお祝いするときは、4倍盛大にお祝いしてあげましょう!