いまや冬の風物詩ともなった流行語大賞。
2018年度の流行語大賞が12月3日に発表となりました。
「(大迫)半端ないって」「金足農旋風」「カメ止め」「おっさんずラブ」など、30語のノミネートの中から見事に大賞を受賞したのは、
カーリング女子日本代表の「そだねー」でした!
確かに今年はたくさん聞きましたね。
また三省堂や大辞泉といった辞書が決める「新語大賞」なるものもあり、そちらはどうやら今の時代を反映する言葉が選ばれているみたいです。
2018年の流行語大賞は「そだねー」
2018年の流行語大賞は「そだねー」に決定しました。
カーリング女子日本代表の皆さんが試合中に何度も発していた言葉ですね。
カーリングの試合は作戦を話し合う声も放送に乗るのですが、吉田知那美選手の「そだねー」がとにかくよく通る(笑)
選手たちのかわいらしさもあってか、瞬く間にネットで話題になっていきました。
この言葉は「そうだね」がやや北海道訛りになった感じだそうです。
もともと北海道では「そんだな」や「そだなー」といった感じで発音されていたのですが、それと「そうだね」が混ざり合って「そだねー」になったともいわれています。
またハーフタイム中の食事の様子も話題になり、「もぐもぐタイム」も流行語候補にノミネートされていました。
新語大賞には現代を表す言葉
続いては三省堂が毎年発表している「今年の新語2018」も見ていきましょう。
三省堂では毎年流行した言葉の中から「今年の新語」を選定しており、大賞となった言葉は実際に翌年の辞書に掲載されることになっています。
そして2018年、選ばれた言葉は「映える」でした。
主にSNSでひときわ目立つ写真を投稿するときに使われている言葉ですよね。
昨年の流行語大賞でも「インスタ映え」という言葉が選ばれているように、今やSNSは私たちの生活に深く根付いています。
同じく大辞泉が選ぶ「新語大賞」も見ていきましょう。
こちらの新語大賞では「空白恐怖症」という言葉が大賞に選ばれました。
空白恐怖症というのは、
自分のスケジュールが空白な事に恐怖を覚える恐怖症で、
空白のスケジュールを家族や他人に見られる事でどう思われるかが気になる事が大きな要因
だそうです。
(引用:予定がないのが怖い!空白恐怖症の原因と症状、克服法や注意点まとめ)
この言葉も、SNS全盛の今だからこその言葉のような気もします。
SNSで人とつながっていると、他人の生活が見えてきてしまいますし、自分の生活も他人から見えてしまいます。
友人たちが充実した日々を過ごしているのに、自分のスケジュールは空白。そうなると、友人と比べて引け目を感じてしまう人が多いようです。
そういったところから、スケジュールの空白が恥ずかしい・不安だという感情を生み出しているのでしょうか。
三省堂の「映え」という言葉とは見事に対照的ですよね。
リア充と非リア充のような(笑)
どちらの言葉も、今の時代をよく表した言葉だと思います。
あとがき
流行語大賞や新語大賞を見ていると、やっぱり言葉って時代をあらわすんだな~ってしみじみと感じます。
特に新語大賞を見ていると、やっぱり今がSNS全盛の時代なんだと思いますね。
来年はどんな言葉が生まれるのでしょうか。