11月に入り、本格的な紅葉の季節が始まりました。
観光の予定を立てている方も多いのではないでしょうか。
今回は東北地方からおすすめの紅葉スポットを紹介しましょう。
【宮城】円通院
この円通院は日本三景の1つとして知られる松島にあります。
松島や ああ松島や 松島や
の俳句はあまりにも有名ですよね。
そしてこの円通院は紅葉スポットとしても有名です。
境内には美しい石庭があり、その周囲をモミジたちが彩ります。
10月27日からはライトアップも行われていますので、より一層幻想的な光景を楽しむことができるでしょう。
【秋田】角館
秋田では角館(かくのだて)が紅葉スポットとして人気です。
江戸時代の建造物が多く残されており、「みちのくの小京都」と呼ばれるほど風情のある街並みを残す角館。
紅葉の季節になると、よりいっそう趣のある風景が広がります。
木造の屋敷が立ち並ぶ中、モミジやイチョウが美しく色づくその光景は、歴史好きでなくとも心を打たれることでしょう。
【岩手】中尊寺
岩手県の中尊寺も、人気の紅葉スポットです。
中尊寺といえば中尊寺金色堂、奥州藤原氏初代藤原清衡が平安時代に建立した仏堂ですよね。
平等院鳳凰堂と並んでこの時代を代表する建造物であり、国宝にも指定されています。
そして中尊寺は秋になると境内のモミジが紅く色づいていきますね。
平安時代の人たちも、この季節には紅葉を楽しんでいたのでしょうか?
少し物思いにふけってみながら、木々の彩りを眺めてみてはいかがでしょうか。
【青森】弘前公園
青森からは弘前公園を紹介しましょう。
弘前城があり、かつては弘前藩藩主の津軽家が居住していたというこの場所。廃藩置県後に弘前公園として開放されたという歴史を持っています。
この弘前公園は桜の名所としても知られていますね。春にはさくらまつりが行われ、多くの人でにぎわいます。
そして秋にはもみじまつりが開催。
1000本ものカエデが美しく城郭を彩り、より味わいのある風景となります。
【山形】山寺
山形県山形市にある山寺。
山寺は通称で正式には「立石寺(りっしゃくじ)」というそうです。
閑さや 巖にしみ入る 蝉の声
の句でおなじみですね。
急こう配でかつ総数1015段の石段を上がっていくのは少し大変ですが、山寺全山がカエデに包まれる光景はとても壮大。
体力に自信のある方はぜひ足を運んでみてください。
【福島】夏井川渓谷
福島県では夏井川渓谷がおすすめです。
普段からレジャースポットとして人気の場所で、釣りやキャンプ、さらには温泉まで楽しむことができるこの場所。
秋にはモミジやカエデが美しく色づいて、幻想的な空間を作り出してくれます。
また夏井方渓谷には背戸峨廊というルートがあります。
ここには大小10個の滝や奇岩など、神秘的な光景がたくさん広がっているのですが、それが紅葉と組み合わさるとなんとも言えない絶景となります。
ただかなり険しいルートもあるので、万全の準備をしてから挑戦してみてください。
あとがき
東北地方はすでに紅葉の見ごろを過ぎているスポットもあるのですが、今回は11月上旬~中旬にかけて見頃を迎えるスポットを多めに紹介しました。
まだまだチャンスはありますので、ぜひ紅葉を楽しんでみてください。