暑い日が続きますが、やっぱりこの時期の楽しみといえば花火大会です。
今回は東海地方で人気のある花火大会を紹介していきましょう。
実は花火発祥の地でもある東海地方では、どのような花火大会が行われているのでしょうか。
【三重】伊勢神宮奉納全国花火大会
会場:宮川河畔(度会橋上流)
日時7月14日 19:15~
※荒天や増水時は9月8日、もしくは9日に延期
7月14日に行われるのが「伊勢神宮奉納全国花火大会」です。
単なるイベントとしての花火大会ではなく、神宮に花火を奉納する格式の高い花火大会ですね。
また日本三大競技花火大会としても位置づけられた花火大会でもあります。
『打上花火の部』ではは5号玉3発・10号玉1発という大玉で腕を競い、『スターマインの部』では音楽と調和の取れた花火が夜空を彩ります。
有料観覧席が設置されており、団体用の桟敷席が6人用で15,000円、4名用で10,000円、2名用で8,000円、個人用の席は2,000円。
会場となる宮川河畔へは伊勢市駅(JR参宮線・近鉄山田線)または宇治山田駅(近鉄山田線)から臨時バスが出ていますので、そちらをご利用ください。
【愛知】海の日名古屋みなと祭り花火大会
会場:名古屋港ガーデンふ頭一帯
日時:7月16日 19:30~
※雨天決行、荒天時は中止
7月16日に行われるのが「海の日名古屋みなと祭り花火大会」です。
海の日に名古屋港ガーデンで行われる「名古屋みなと祭り」のラストを飾る花火大会ですね。
10合玉を中心とした大玉の連発や音楽に合わせて打ち上げられるメロディー花火など、豪快さと芸術性をどちらも兼ね備えています。
会場となる名古屋港ガーデンへのアクセスは、 地下鉄名港線・名古屋港駅からすぐとなっています。
【三重】桑名水郷花火大会
会場:揖斐川河畔 鍋屋堤
日時:7月28日 19:30~
※雨天時は翌日に順延
7月28日に行われるのが「桑名水郷花火大会」です。
東海地区でも最大規模の花火大会で、揖斐川の中洲から1万発もの花火が打ち上げられます。
特に2尺玉が20発も含まれているので迫力は満点。1時間半、揖斐川の上空は光で包まれます。
有料の指定席も設置されており堤防上の椅子席が1人6、000円、4人マス席が11,000円、2人マス席が7,000円、
河川敷の椅子席が1人8,000円、六華苑第二駐車場の当日限定販売シートが席1人1,500円となっています。
会場へのアクセスはJR関西本線・近鉄名古屋線桑名駅から徒歩18分となります。
【静岡】安倍川花火大会
会場:安倍川橋上流側河川敷
日時:7月28日 19:00~
※小雨決行 雨天時は翌日以降に順延
7月28日に行われるのが「安部川花火大会」です。
供養祭の一部として開催されている花火大会で、慰霊と平和への願いを込めて、さまざまな花火が安倍川の中州から打ち上げられます。
尺玉やスターマイン花火など迫力のある花火がたくさん打ち上げられるのですが、特にラストの花火は圧巻。
こればかりは、実際に見ていた方が1番わかりやすいかと思います。
会場へのアクセスはJR・静岡駅から徒歩40分となっています(静岡県庁南側から有料シャトルバスあり)。
【岐阜】全国選抜長良川中日花火大会
会場:長良川河畔
日時:7月28日 19:20~
※小雨決行 荒天時や河川増水時は8月25日に順延
7月28日に行われるのが「全国選抜長良川中日花火大会」です。
県内ではもっとも注目度の高い花火大会で、名前の通り全国でもトップクラスの花火師たちが一堂に会し、数々の創作花火を打ち上げていきます。
他にも日本煙日芸術協会の特別作品銘品集や、スターマイン花火など盛りだくさん。
当日はテレビやインターネットでの配信もあり、遠方からでも鑑賞することができるのもうれしいですね。
会場へは岐阜駅(JR・名鉄名古屋本線名鉄)から岐阜バス・鵜飼屋方面行きへ乗り換え、鵜飼屋で下車後すぐとなっています。
【愛知】豊田おいでん祭り
会場:矢作川河畔 白浜公園一帯
日時:7月29日 19:10~
※雨天決行、荒天時や河川増水時は中止
7月29日に行われるのが「豊田おいでん祭り花火大会」です。
豊田おいでん祭りは6月中旬から行われる長期のお祭りで、花火大会はそのフィナーレを飾る大トリとなっています。
日本煙日芸術協会による秀作花火やナイアガラ花火、メロディ花火など見どころ多数。祭りの締めにふさわしいですね。
有料の席も設置されており、1人用の花火協賛席イスが4,500円、シート席が2人用7,000円、4人用14,000円(すでに受付が終了している席もあるのでお早めに)。
会場となる矢作川河畔へのアクセスは、名鉄三河線・豊田市駅または愛知環状鉄道新・豊田駅から徒歩10分となっています
【愛知】岡崎城家康公夏まつり
会場: 岡崎公園(乙川・矢作川河畔)
日時:8月4日 18:50~
※雨天決行 荒天時や河川増水時は翌日に順延
8月4日に行われるのが「岡崎城家康公夏まつり」です。
岡崎といえば徳川家康生誕の地。そのため、実は江戸時代には唯一幕府から火薬の製造を許されていた土地でもあります。
そんな土地で代々受け継がれてきた花火職人の技が、この大会で披露されます。
岡崎城を背景にスターマイン花火や金魚花火など、たくさんの仕掛け花火が夜空を彩っていきます。
会場へのアクセスは名鉄名古屋本線・東岡崎駅、または愛知環状鉄道中・岡崎駅から徒歩10分となります。
【岐阜】全国花火大会
会場:長良川河畔
日時:8月4日 19:30~
※雨天決行 荒天時や河川増水時は8月18日に順延
8月4日に行われるのが「全国花火大会」です。
戦後翌年の1946年から行われている花火大会で、今年は73回目。
2018年はテーマを「新時代への鼓動」とし、3号・4合の特大球や300mの特大ナイアガラ花火、地元の小学生が「ふるさと岐阜」をテーマにデザインしたスターマイン花火などが見どころ。
一体どのような時代を作り上げてくれるのでしょうか。
会場となる長良川へは、JR東海道本線岐阜駅・名鉄岐阜駅から臨時バスで20分となります。
【静岡】ふくろい遠州の花火
会場:原野谷川親水公園
日時:8月11日 19:00~
※雨天時翌日に順延
8月11日に行われるのが「ふくろい遠州の花火」です。
ふくろいといえば花火好きの間では「花火の町」としてもおなじみで、この大会も毎年大人気。
静岡県内でも屈指の規模を誇り、なおかつ芸術性の高い花火が楽しめるという、花火好きには外せないイベントです。
全国から選りすぐられた花火職人たちが己の腕を競い合う「全国花火名人選抜競技大会」は、豪快さで競う「8号玉2発とスターマインの部」と芸術性で競う「創作逸品花火の部」の2部門で構成。
さらに「日本一ジャンボワイドスターマイン」「日本一メロディースターマイン」「空中ナイアガラ大富士瀑布」「大玉100連発」「ドラマチック花火」など、見どころのあるプログラムも用意されています。
有料の指定席が設置されており、1人用のブロック席が4,000円、イス席が5,000円、2人用のペアチケットが8,000円、6人用のファミリー席が20,000円。
会場となる原野谷川親水公園へのアクセスはJR東海道本線・愛野駅または袋井駅から徒歩20分となっています。
【三重】熊野大花火大会
会場:七里御浜海岸
日時:8月17日 19:10~
※荒天および熊野灘の波が高い場合は、
8月18日・22日・27日・28日のいずれかに順延(当日6:00に決定)
8月17日に行われるのが「熊野大花火大会」です。
豊かな自然に囲まれた熊野市の中でも、特に美しい光景が広がっている熊野灘で行われるこの花火大会。
直径600mもの3尺玉を海上で自爆させる「自爆花火」や、2隻の船から次々に海へ花火を投げ込んでいく「海上自爆」は、他の海上花火とは迫力が違います。
また国の名勝にも指定された鬼ヶ城が舞台となった花火「鬼ヶ城大仕掛」も見どころの1つ。
鬼ヶ城の岩場に花火球を置き、なんとそのまま爆発させるのです。
岩場の形状も相まって、とんでもない勢いの爆風と轟音が会場中に広がっていきます。
会場となる七里御浜海岸へのアクセスはJR紀勢本線・熊野市駅から徒歩5分となっています。
あとがき
東海地区は大規模な花火大会が多いですね。
江戸時代にはこの地域から花火が広まっていったのですから、今でも多くの花火職人がこの土地に住み、たくさんの感動を生み出しています。
花火好きなら1度は行ってみたい大会ばかりです!