皆さんの中にもAmazonをよく利用するという方は多いかと思います。
注文も簡単ですし発送も早くて便利ですよね。
ですが商品によってはレビュー欄がかなり怪しげになっていたり、安かろう悪かろうの粗悪品をつかまされてしまうこともあります。
時間をかけてでも信用できる商品を見つけて、満足のいく買い物がしたいですよね…
Amazonレビューは信用できない?
Amazonでは膨大な種類の商品が取り扱われていますが、その中から商品を選ぶ際に参考となるのが「評価」です。
実際に商品を使ったユーザーが商品の★~★★★★★の5段階で評価し、感想レビューとともに商品ページに投稿されています。
ですが最近はこの評価が全く信用できない商品も多くなってきました。
日本語として成立していない文章が大量に投稿されていたり、不自然に★5つの割合が高かったり。
明らかに雇われたサクラが書いているレビューばかりが投稿されている商品が以前から問題視されてきました。
もちろん、そうでないまっとうな商品もたくさんあるのですが、安くて魅力的な商品に限ってサクラっぽいレビューが多いこともしばしば。
そしてまっとうな日本語で書かれているレビューを探すと、使い勝手が悪い・すぐに故障したなど、多数の問題を抱えていることも珍しくはありません。
そういった商品に引っかからないためにも、良品を見つけるポイントを押さえておきましょう。
要注意商品を見極めるには
そういった商品にはいくつかの特徴があります。
まず料金が2,000円~5,000円とお手頃な価格になっていることが多いです。
これくらいの値段の方が、ユーザーも食いつきますからね。
そして料金の割には高機能、コスパに優れていることも特徴です。あくまでカタログスペック上は…ですが。
そういった特徴に加えて、商品の説明文の日本語に怪しい点が多数あれば、警戒すべきでしょう。
こういった商品はたいてい他国製であることが多いので、現地の言葉を直訳したような文章になってしまいがちなのです。
また商品がAmazonで取り扱われて間もないのにレビュー数が多い商品も要注意です。
10日足らずで100件近いレビューがある

発売して間もないのに多数のレビューが付くなんて、よっぽど大注目の商品でなければ起こりえませんから。
こういった場合、レビューにサクラがまぎれている可能性は大です。
そのレビュアーの名前をクリックすると、その人が過去にレビューした商品の一覧が出てきます。
もしその方が同じような商品ばかりをレビューしていたのであれば、間違いなくその人はサクラです。
(ちなみにレビュアー名は普通の日本人のような名前になっていることが多いです)
その商品の本当の評価を知るために
ただ最近は一般ユーザーのレビューが増えてくると、サクラのレビューがいつの間にか消えているということもあります。
Amazonが削除しているのか、雇われたレビュアーが消しているのかはわかりませんが、これではかつてサクラが雇われていたかどうかはわかりません。
残されたレビューだけを見て判断するのも難しいですよね。
そういった場合は★5や★1ではなく、★2~★4までの評価が参考になります。
この辺りだと、いいところも悪いところも両方書いてあるレビューが多くなり、きちんとした商品の使い勝手を知るためには最適です。
あるいはその商品をレビューしているブログを探してみるというのも1つの手です。
今では個人ブロガーでも企業からの依頼で商品レビューを書くことがある時代ですが、個人ブログの強みを生かして良い点も悪い点も正直に書いてくれていることもいまだに多いです。
こちらも十分信頼に足るでしょう。
なぜサクラは雇われるのか
昔はAmazonのレビューも信頼できるものでした。
変わってきたのはマーケットプレイスが誕生して、だれでもAmazonに出品できるようになってからですね。
たしかにマーケットプレイスによって取り扱う商品の種類は膨大になり、Amazonの売り上げは飛躍的に増加していったそうです。
ですがその一方で、とにかく利益だけを上げたい業者が増えてきてしまいます。
そしてこういった業者は、手っ取り早く評価を上げて商品を上位表示させるため、サクラを雇うようになりました。
企業としてAmazonから信頼される必要はありませんから、サクラを使うことに躊躇がなかったのでしょう。
そしてそういった業者へ対処するには、Amazonは大きくなり過ぎました。
今や対処しきれないほどの業者にサクラが雇われ、数えきれないほどの商品で偽のレビューを書き続けています。
Amazonも全く手を打っていないというわけではないものの、サクラのレビューが一掃される日はまだまだ先になるかと思います。
あとがき
今やAmazonが生活に欠かせないという人も少なくはありません。
ですが購入前に商品を自分の目で確認することができない分、その見極めは慎重にならなければなりませんね。
安物買いの銭失いにならないよう、利用できるものはうまく利用していきましょう。