どうして階段の途中のスペースを”踊り場”っていうの?その歴史や由来について

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階段の折り返しゾーンにもなっている「踊り場

学校などの大きな建物になると、踊り場も広いスペースが取られていますよね。

ですがなぜこのスペースを踊り場というのでしょうか?

今回はそんな不思議な名前の踊り場について調べてみました。

踊り場とは?

階段の踊り場を改めて説明すると、階段と階段の途中に設けられた、やや広い平坦なスペースのことです。

学校のような大きな施設の階段では、10段くらい上ると踊り場スペースが表れて、また反対方向に階段が続いていきますよね。

またデパートなどでは、休憩場所や化粧室として利用されているケースも多いです。

とはいえなぜこのスペースが踊り場と呼ばれるのでしょう

別に誰も踊っていませんし、そもそも踊るためのスペースでもありません。

踊りとは一切関係ないこのスペースに、どうして踊り場という名前が付けられたのでしょうか。

踊り場の歴史

建物の階段に踊り場が設けられるようになったのは、明治時代に洋風建築が増えたころからです。

2階建て(重層構造)の建物自体は平安時代からありましたし、江戸時代には京都や江戸などで商人などの家が2階建てになっていきました。

ですがその当時の階段は基本的には一本道。踊り場のスペースもなく、少しきつめの勾配の階段がかけられているだけでした。

しかし明治に入り、洋風建築が取り入れられると、階段の様相もガラリと変わります。

建物の高さが高くなり、一本道の階段ではとても上りきれなくなったのです。

そこで登場したのが「踊り場」というわけですね。

踊り場のスペースを設けることで、階段を折り返して使うことができ、高い建物にも対応できるようになりました

なぜ踊り場という名前が付いたのか

ではどうして踊り場と呼ぶようになったのでしょうか。

その由来には諸説あるのですが、、、

洋風建築が広まっていくと同時に、社交界も広まっていきました。

男性はタキシードに、女性はドレスを身にまとい、パーティなどを楽しんでいたそうです。

この時、ドレスを着た女性たちが階段の途中で方向転換すると、ドレスがふわりと揺れたそうです。

それがあたかも舞台の上で踊りを披露しているかのように見えたことから、このスペースが踊り場と呼ばれるようになったという説が主流となっています。

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他には、京都の舞妓さんが由来なのではという説もあります。

京都では昔のままの建物が今でも多数残っており、急勾配の階段になっているところも多いです。

その急こう配の階段を登った先には、広いスペースがあります。

そしてその場所で舞妓さんが踊りを披露したことで、その場所が「踊り場」と呼ばれるようになったのではという説です。

どちらかといえば1つ目の説の方が可能性が高い気もしますが、とにかく「踊り」が関係しているということがわかりました。

踊り場にはメリットがある?

踊り場を設けることで実はいくつかのメリットがあります。

もし階段の途中でつまづいてしまっても、そのまま踊り場で受け止めてもらうことができるということです。

よく漫画やドラマのワンシーンなんかでもありますよね。そこから物語が始まっていったりなんかして…(笑)

まあ痛いですしケガの恐れがあることには変わりないのですが、踊り場があるかないかでは大違いです。

もし最上部から1番下まで落下してしまったとすれば…大けがどころじゃ済みませんからね。

それに何段にも続く階段の休息場所になり、階段の上り下りを楽にしてくれるという側面もあります。

スペースの有効活用もできますし、踊り場は意外と侮れない存在なのです。

あとがき

普段何気なく通り過ぎていた「踊り場」

実はこの場所には深い歴史や意味があったのですね。

最近はエレベーターで楽をしてばかりというあなたも、あらためて踊り場のありがたみを実感してみてはいかがでしょうか。

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