シジミはどうして体に良いのか?二日酔いだけじゃない驚きの効果とは

健康食品としてもおなじみの存在となった「シジミ

以前はお味噌汁に入っている貝類というくらいのイメージしかなかったのですが、現在ではサプリメントなどにも使用されるほど、その健康パワーが注目されています。

それほどまでの栄養素がシジミには含まれているのでしょうか。

小さな体に豊富な栄養素

シジミは小さい体にたくさんの栄養素が詰まっています。

タンパク質(アミノ酸)・カルシウム鉄分亜鉛ビタミンB2ビタミンB12などなど。それでいてカロリーも低く、とてもヘルシーな食べ物です。

特にビタミンB12は貝類の中でも断トツの含有量

ビタミンB12は神経や血液細胞の働きを正常に保つ役割があり、これが不足すると体力低下や慢性的な疲労状態、悪性貧血や神経痛に繋がってしまうような重要な栄養素です。

他にもタンパク質やカルシウム、鉄分、亜鉛など、普段から不足しやすい成分が豊富に含まれています。とりわけ亜鉛はかなり不足しやすいので、シジミから摂れるのはありがたいですね。

亜鉛は体の様々な個所の機能維持に使われており、これが不足してしまうと味覚障害免疫力の低下成長障害などのリスクが高くなります。

含有量は牡蠣ほどではありませんが、手軽に摂取できるという点ではかなり優秀です。

二日酔いにはシジミが効く

シジミというと、二日酔いに効くというイメージも強いかと思います。実際にそのイメージは正しく、シジミにはアルコール代謝をサポートしてくれる栄養素が多量に含まれています。

そもそもアルコールは、食べ物と違って消化されず直接体内に吸収されます。胃や小腸から血液に混ざって肝臓に運ばれるのですが、そこで「アルコール脱水素酵素(ADH)」などの酵素によって「アセドアルデヒド」へと分解されます。

さらにこのアセドアルデヒドは体にとって有毒なので、「2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」で無害な「酢酸」へと分解され尿や汗として体外に排出されるのです。アルコールの代謝にはかなり手間がかかるのですね。

しじみにんにく

しかし、例えばシジミに含まれている「オルニチン」や「メチオニン」は肝機能自体を活性化させてお酒で負担がかかった肝臓をサポートしてくれますし、「タウリン」にはアルコールの代謝に必要なアルコール脱水素酵素(ADH)」の分泌を促進したりする効果があります。

アラニン」や「グルタミン」といった成分も、アセドアルデヒド発生とともに生まれる補酵素の消費を助け、効率の良いアルコール代謝をサポートする働きがあります。

アルコール代謝をサポートしてくれる栄養素がこれだけ含まれているのですから、サプリメントになるのも納得ですね。

シジミの栄養素は二日酔い以外にも効く

さらに、これらの成分はもちろん肝臓だけに働きかけるわけではありません。アルコールの代謝以外でも、体にさまざまな好影響を与えてくれるのです。

オルニチン

オルニチンには高い疲労回復効果があります。筋肉を合成する効果、ひいては筋肉の修繕を早める効果があり、疲れた体を素早く回復させてくれます。

メチオニン

メチオニンは免疫力を高めてくれる効果があります。年を取るとどうしても免疫力が低下してしまうので、積極的に摂りたいですね。また細胞の老化を抑制する効果もあるので、一石二鳥です。

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タウリン

タウリンにも、栄養ドリンクに含まれているように、優秀な疲労回復効果がありますよね。オルニチンと同様に、ダメージを受けた筋肉を素早く回復させてくれます。また心臓の血流を改善させたり、目の粘膜を保護したりなど、前身のいたる所で活躍してくれる栄養素です。

アラニン

アラニンには内蔵機能を促進したり、筋力の持久力を高めてくれる効果があります。マラソンやロードバイクを趣味とする方は、このアラニンを積極的にとっているといいます。

グルタミン

グルタミンにはタンパク質の合成成長ホルモンの分泌を促したりなどの効果があります。成長ホルモンは毛髪の成長や肌の代謝にも関わりますので、若々しい見た目を維持するにはとても大切な成分です。

しじみにんにく

このようシジミには疲労回復効果のある成分が豊富に含まれているのです。お酒はあまり飲まないという方でも、シジミはおすすめできる食材です。

シジミのおすすめの食べ方

しじみのおススメの食べ方としては、やはり味噌汁や炊き込みご飯がですね。

お味噌汁

味噌自体のアミノ酸(うまみ成分)やダシに含まれるアミノ酸、そしてシジミに含まれるアミノ酸が相乗効果を生み出し、さらなるうまみが引き出されます

栄養面で見ても、味噌に含まれる「コリン」という栄養素が肝臓に脂肪が蓄積されることを防いでくれるので、しじみとの相乗効果で肝臓がさらに健康になります

ちなみにうまみは味噌汁の方に移っているのですが、たんぱく質や亜鉛などはまだ身の方に残っていますので、身まで食べるのがおススメです。

ほかの具材だとワカメとの相性もいいですね。ワカメにはカルシウムやカリウム、ミネラルが豊富に含まれているのですが、特にカリウムやシジミにはあまり含まれていません

カリウムが不足すると血圧がコントロールしづらくなり、高血圧などのリスクが高まってしまいます。シジミで取れない栄養素を補うことができるうえ、簡単に加えやすいワカメはとても優秀です。

炊き込みご飯

しじみの炊き込みご飯もおススメです。お米にはエネルギーの素となる炭水化物のほかに、ビタミンB1やB2、ビタミンE、亜鉛などがバランスよく含まれています。

たんぱく質や鉄分、亜鉛を豊富に含むシジミとは、お互いを補い合える存在です。特に亜鉛はただでさえ不足しやすいので、お米とシジミの両方から摂取できるのはうれしいですね。

ほかの具材だとカロテンやビタミンA・カリウムを豊富に含むニンジンや、風味がシジミと相性のいいショウガなどを入れるのもおすすめです。

すでに肝臓が弱っている方は要注意

ただ1つ気を付けてほしいのが、肝臓がすでに弱っている方はあまりシジミを取らない方が良いという点です。

肝脂肪や肝硬変・肝炎など、肝臓に疾患を抱えている状態だと肝機能は大きく低下しています

そしてこの状態の肝臓は、鉄分を多く蓄えようとします。そこに鉄分が豊富なシジミを摂取してしまうと、過剰摂取の状態になってしまい肝臓にさらなる負担がかかるのです。

肝臓は沈黙の臓器ともいわれていますので、普段からマメに検診を受けておくべきでしょう。

あとがき

シジミは栄養面で非常に優れた食材です。二日酔いに効くというだけでなく、優秀な疲労回復効果もあり、疲れた体をいやしてくれます。

シジミの旬は夏と冬、つまりこれから美味しくなっていきます。ぜひこの時期は、シジミをたくさん食べたいですね。

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